研究活動

小川町区画整理記念公園

記念碑・園名板

2011

【記念碑の彫刻

使用素材と技法
ブロンズ(石膏原型によるガス型鋳造法、表面処理:着色)
表面処理:着色)
白御影石(原石:中国産、表面処理:ジェットバーナー仕上げ)
サイズ:109h×244w×91d cm

【記念碑の板碑 記念碑建立趣意書と地権者名簿 銘板2枚を石板に象嵌

使用素材と技法
銘板2枚:ブロンズ(木材原型によるガス型鋳造法、表面処理:着色)
黒御影石(原石:インド産、表面処理:切削加工♯600ツヤ下研磨仕上げ)
サイズ:190h×104w×25d cm

制作意図
記念碑彫刻の上部は、当地が開拓された江戸時代から、青梅街道沿いに広がっていた短冊形地割の美しい農村風景のイメージです。農家、水車小屋、橋や三叉路など、小川町一丁目周辺の景観から題材を採用しました。全体は、大きな土の塊を模した造形とし、当地で数百年間にわたり弛まなく繰り返されてきた、農土改良の歴史を記念しています。
記念碑建立趣意書と地権者名簿は、将来永きにわたり本事業が顕彰されるよう、堅牢な黒御影石を使用しつつも、表面研磨をしっとりとしたつやの段階に留め、落ち着いた雰囲気の仕上がりとなるよう配慮しました。

【園名板

使用素材と技法
ブロンズ(石膏原型による蝋型鋳造/セラミックシェルモールド鋳造法・溶接、表面処理:着色)
コンクリート(パネコート型枠打設、表面処理:モルタル・コテ塗り仕上げ)
サイズ:136h×75w×21d cm

制作意図
小川町周辺では、農作業に、古くから三本鍬(サンボングワ)と呼ばれる農耕具が使われてきました。この園名板の形は、実際に使われてきた三本鍬に、彫刻的な造形処理を施し制作しました。大人から子どもまで、色々な世代の方々にも親しんで頂けるように、茶色い大きな三本鍬の表面には、当地の豊かな自然環境を象徴する小動物や ”こだま”のイメージを取り付けました。